不登校インタビュー事例集「雲の向こうはいつも青空」

こんにちは。
#静岡県吉田町 の #理容白石 店主。
#朝型理容師 の白石俊之です。
雲の向こうはいつも青空
不登校インタビュー事例集「雲の向こうはいつも青空」を読み終えました。
娘が不登校になった経緯を振り返りながら、感じた事を綴りたいと思います。

不登校が顕在化したのが2020年の春。
新型コロナウイルス感染拡大によって小学校が休校となり自宅で過ごすのが当たり前の時期でした。
自営業ですし私も妻も自宅で仕事をしていたのもあり娘は安心して快適に過ごせていたように思います。
しかし休校が明ける事になり当たり前に登校すると思った矢先、起床後の目眩を訴えて学校への行き渋りが始まりました。
当初は多少無理やりにでも起床させ、学校まで送り届ければ帰宅時は笑顔の娘でしたが徐々に行き渋りの抵抗が激しくなってしまいます。

私も妻も言葉を荒げ、諭し、それが娘ためになると信じ切って。
今思えばダメな親でした。
このまま不登校になり勉強が疎かになってしまったら将来、自立して生きていかれなくなる、と思い込んでいました。
そうです。私達も不安だったのです。

学校側とも話し合いをしながら放課後授業や保健室登校など色々と試してはみたものの、最終的には学校そのものが怖い、とまで言うように。
それでは、と別施設での支援学級へ通わせますが、クラス内の児童との関わり合いに苦手意識が生まれてしまい、それも頓挫しました。
ここまでが「行き渋り期」、「混乱期」、「慢性期」への経過です。

児童精神科医へは2ヶ月に一度受診。
WISC-IV (知能検査)を行ったり経過報告をしています。
医師も親身になってアドバイスを下さり娘も会話をしています。
幸いな事に部屋への引きこもりは軽度で人混みでなければお出かけも出来ます。
喧騒への対応に耳栓や骨伝導イヤフォンを導入。
本人も上手く使いこなせるようになり、ランチ時の食堂でも過ごせます。
修学旅行も最後の思い出だから、と本人の意志で参加。
残念ながら1日目の夕方までが限界でしたがよく頑張りました。
最近は早起きをしてiPadで動画を楽しんだり、絵を描いたりして過ごします。
日常でよく使う学習は、妻の厳しめの指導(笑)でのんびり進めています。
Facebookで過去の投稿を振り返ると、理不尽な行為に涙したり「行きたくない」と訴えていた時期もありました。
気づいてあげられなくて申し訳ない気持ちです。
現状は「慢性期」から「回復期」の中の「模索期」に差し掛かった頃かな?と観察しています。
不登校4つの段階 教育機会確保法
娘が不登校となり不安を少しでも減らそうと、私は情報を集め始めました。
SNSで不登校支援をされている方と繋がり、そこから様々な取り組みをされている多くの方々が全国に居ることを知りました。
学校や教育、自治体支援や政治家への理解も深まりました。
そんな中、ご縁があり「雲の向こうはいつも青空」を手に取る機会を得ました。↓
https://beans-n.com/behind-the-clouds/
たくさんの事例から学びたくてVol.1からVol.8まで購入しました。
全ての方々が今苦しんでいる子ども達に向けて「大丈夫だよ」と言ってくれます。
「今は充電期間で心のエネルギーを満たしているんだよ」と励ましてくれます。
それを読み、私も父親として励みになりましたしこれからについても考えさせられました。
読んで驚いたのは父親の無理解や抵抗です。
私がそうではないですし、我が家の場合は優等生タイプの妻の方が頑なさが残っているかな?
両親の足並みが揃うと娘の心のパワーが充填され、蛹から立派に羽化してくれると感じます。

これから娘は中学へと進学するわけですが、進学準備や思春期を過ごしながら「回復期」の「模索期」「試行期」「収束期」を迎えてゆくでしょう。
意欲の高まりを検知しつつ、頑張り過ぎを抑えながら傾聴を心がける。
「信じて待つ」苦しい時期はしばらく続きそうです。

でも、大丈夫。
雲の向こうの青空を見た先輩達がたくさん居ると知っているから。

これからも折に触れて娘の成長譚を綴ってゆきます。



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2022年11月17日