2024/02/29 降りかかる苦労をどう捉えるか。

お疲れ様です。
#静岡県吉田町 の #理容店 #炭酸泉シャンプー #アイロンパーマ #複合洗浄消毒システム
の理容白石 店主 白石俊之です。
明日から月刊誌「理容白石通心」Vol.218をお渡します。
公式LINEへも月一のお知らせを発信しますね。
初めて来店される方は月刊誌を渡すと驚かれます（笑）
まあ、普通の理容店には無いですよね。
デジタルだけでなくアナログでの交流は大切。
持ち帰ってご家族の目に触れるのも狙っています。
ほとんどは私の自己満足ですけどね。
明日の予約残は6席です。

本日も当日予約を始め
他の着信もたくさん入りました。
新規の方なのか「今から出来ますか？」と。
ホームページへも明記してありますが
完全予約制で当日すぐのご予約は承れません。
まずお名前をお伝えのうえ事前予約下さい。

昨日キャンセルされたおなじみさんが
取り直しされた時刻にご来店。
どうされたのかお聞きすると
お子様が突然体調不良となり
主治医の元へと駆け付けたのだそう。
一人で介護されている大変さから
不満や愚痴がたくさん溢れ出ました。

年金暮らしでのんびり出来るかと思いきや
お子様の病に手が掛かり、どうしてこんなことに。
苦労し続ける人生になってしまった、と。
傾聴しながらご苦労に思いを馳せ
ご苦労なさっていますね、と励まします。

確かに一人で介護をしていると
行き詰まったりイライラが抑えられなくなります。
愚痴を聞いて欲しいという気持ちが言葉の端々に感じられます。
これまで尽くしてやってあげているのに、と
非難の矛先はお子様に向かいます。
病苦のお子様はそれを言い返さなくとも
痛いほど申し訳なく思うでしょう。

だからこそ、そこを汲んであげて
言いたい事を少しは堪えて。
お子様の自暴自棄を助長しないで。
そう助言したくなるのを私もグッと堪えます。

人は不思議なもので
解決はしなくとも口に出すことで
心のわだかまりがスッと軽くなります。
苦しみは無くなりはしませんが
分かってくれている人が居ると知るだけで
救われる気持ちになるのではないでしょうか。

いつも以上に丁寧にカットを進め
細かなフォローと「手当て」をしました。
散髪し終え会計を済ませるとふと
「ここに来ると気分がスッキリ軽くなる」と。
私が髪もスッキリしましたよね、いい男になりましたよ、というと
満足げに帰って行かれました。

ウチで吐き出した分、お子様へ
辛く当たる頻度が減ると良いな。
意に沿わない存在であったとしても
我が子であることに代わりはありません。
申し訳なさを包み込む親心をどうか
無くさないで欲しい、と感じます。

ウチではいくらでも愚痴を言って下さい。
そして家庭では苦労を顔に出さないのがカッコいいです。