完全予約制の理容店を使いこなす「次回予約」活用術
静岡県榛原郡吉田町、完全予約制の一人営業店を続けて27年になります。

週末や連休前、年末年始。
予約が埋まりやすい時期は毎年同じです。
「希望の日時が全部埋まっていた」というお声も、ときどき届きます。
理容白石は完全予約制の理容店です。
一人で切り盛りしているからこそ、予約枠には限りがあります。
でも、次回予約という仕組みを使えば
その悩みはほとんど解消できます。
Q1. 次回予約とは何ですか?
A. 今回の施術が終わった際に、その場で次回の日時を決めておく予約方法です。
やり方は、とてもシンプルです。
1. 会計のタイミングで「次の予約はどうしますか?」とお声がけします
2. ご希望の日時を確認し、予約台帳とアプリに記録します
3. 月刊誌(毎月発行)に次回来店日をご記入してお渡しします
機器の操作は不要です。
スマートフォンが苦手な方でもその場で一言交わすだけ。
27年間、手書きの台帳を正としてきた店だからこそ
紙と言葉で残す仕組みにしています。
今回は、次回予約の具体的なメリットと
おなじみさんの活用例をお伝えします。
Q2. 次回予約のメリットは?
A. 「いつも希望通りに取れない」が、ほとんど解消されます。
希望の時間帯を確保できる
人気の時間帯<朝イチ、昼前、夕方早め>は、当日予約では既に埋まっていることがほとんどです。
次回予約なら、2~3ヶ月先まで押さえておけます。
予約の手間がなくなる
電話をかける、アプリを開く、空きを探す。
こうした手順が、すべてなくなります。
忙しい方や、スマートフォン操作が煩わしい方に、特に好評です。
散髪のペースが整う
散髪の周期が乱れると、伸び過ぎてスタイルが崩れます。
次回予約を使えば、2~3週間の適切な周期を
自然と守れるようになります。
周囲からの印象も、上がりやすくなる。
そういうお声もいただいています。
Q3. 次回予約はいつ頃から始めればいいですか?
A. 「今日の施術が満足できた」と感じたら、その場がベストなタイミングです。
次回予約が広がったきっかけは
毎朝6時に来店される公務員のおなじみさんでした。
「散髪を済ませてから仕事へ行くと、その日一日の気分が違う」
帰り際に必ず次回を決めていかれます。
その場で決めてしまえば、予定変更がない限りは、そのまま来店するだけ。
余計な手間は、一切かかりません。
病院の定期診察と同じ感覚で
理容店の来店サイクルを管理されている方も増えてきました。
Q4. 体調が悪くて来られなくなった場合はどうすれば?
A. キャンセル・変更のご連絡を事前にいただければ大丈夫です。
次回予約は、「絶対に来なければならない約束」ではありません。
体調不良や急な予定変更は、公式LINEまたはお電話でご連絡ください。
実際に、体調を崩されて半年ほどお休みされていたおなじみさんが
加療が落ち着いたタイミングで前日予約をいただき、ご来店されたことがあります。
プロのシェービングを終えると、お疲れだった表情に目力が戻ってきたように感じられました。
「今度は約束できそうだから日にちを決めてきたよ」と、次回予約を入れて帰られました。
長くお休みされていた方も、気兼ねなくお声がけください。
約束は、柔らかく組み直せます。
Q5. 電話での当日予約はできますか?
A. おなじみさんに限り、当日の空き枠が出た場合にお受けしています。
原則として、新規の方の飛び込み予約はお受けしていません。
現在、紹介制への移行を整え
はじめてご来店の方は
おなじみさんからのご紹介を経てのご予約をお願いしています。
おなじみさんについては当日予約をお受けしています。
ただし、施術中に電話をお受けする際は
施術しているお客様をお待たせすることになります。
空き状況を確認してからのご連絡
または公式LINE・ネット予約のご活用が、皆様にとって一番スムーズです。
まとめ:予約管理へのこだわり
| 管理方法 | 内容 |
| 手書き予約台帳| ダブルブッキング防止のため、紙の台帳を正とする |
| 予約アプリ連携 | デジタルと紙の二重管理で正確性を担保 |
| 月刊誌への記載 | 次回来店日をご本人の手元に残す仕組み |
| 公式LINE活用 | 電話に代わる予約・変更・確認の窓口(6年運用中) |
店主の健康管理も次回予約をお受けする責任の一部です。
「約束を違える」ことがないよう
体調管理をライフワークとしています。
小心者の店主にとって、約束は鋏を握る前に整えておきたいことなのです。
次回予約に興味が出た方は
次回ご来店の際にお気軽に「次も予約していいですか?」とお声がけください。
静岡県吉田町で、細く長く店を続けるために。
次回予約は、おなじみさんとの「いつもの」時間を守る小さな仕組みです。
noteでも少し違う角度で書きました。
理容白石 店主 白石俊之が執筆しました。















